生活発表会
2017年01月06日 | 行事
曲のメリハリをつけるいろいろな楽器。ここで、この音を!という、どの場面でもなくてはならない、それぞれの楽器のすばらしさ。
さすが、年長さんの演奏、と思わせる、イギリスの作曲家エルガーの「威風堂々」という曲の合奏。CDのオーケストラの演奏にあわせて、鑑賞を兼ねた演奏。よくよく耳を使って、周囲の友だちの音も聴きながら、自分の音を自信をもって出す。このことは、音楽にとどまらず、周囲の人と心合わせて、つながりながら、自分の持ち場をしっかりとやり遂げる・・・そんな力につながります。音楽は、単に感覚だけにとどまらず、情報収集力、観察力、感受性、決断力、表現力、抑制力、手先の協応力・・・あらゆる力を必要とします。
そして、なにより、ともに演奏する仲間を信じること、指揮をする先生に安心感を持つこと。
そういう意味で、発表会は、大きな意味を持ち、子どもたちの内面にたしかな成長をもたらし、保育そのものに温かい厚みを持たせるものだと言えるでしょう。
このことを、改めて実感した、月組さんの演奏でした。
お家の方々にも、様々なご協力を頂き、初めての本堂ホールでの演奏において、子どもたちも安心して演奏ができました。各クラスごとに、保護者のみなさまも、自発的に、観覧の席を譲り合い、交代し合っていただく光景は、本当にありがたく、素晴らしいものでした。
子どもたちに一番大切な教育は、ここにある、と感じました。大人の姿を見て、子どもたちは育っていきます。
そして、何よりも、心静かにお聴きいただき、温かな大きな拍手で包んでいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。