柳川幼稚園のこどもたち

生活発表会

2017年01月06日 | 行事

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12月3日(土)は、生活発表会でした。
3~5歳児(花・星・月組)の歌、手遊び、詩の朗読、リズム合奏…と、日頃の子どもたちの園生活での音楽体験を、ご家族のみなさまにまとめてお聴きいただきました。
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本堂ホールに集まって、さあ、始めましょう。

まずは、花組さんからです。初めての発表会、小さな胸をドキドキさせて、スタートを待ちます。
お家の方々からは、入場する時から、温かい拍手を頂きました。きっと、「がんばってね」というエールが子どもたちの心に伝わったことと思います。
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それぞれの楽器を鳴らしながら、いろんな曲が演奏されます。
タンブリン、鈴、カスタネット、ベル、、など、まずは、それぞれの楽器に親しむことからはじめてきました。
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花組さんは、ミュージックベルを中心にして、合奏を作り上げてきました。
ベルは、きれいなその音色はもちろん、音の高さを階段状にはっきりと把握でき、自分のパートを、理解しやすいところに、3歳児がふれあう楽器として、とても理想的な楽器です。
今回は、ドレミの歌の演奏です。
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ド・レ・ミ・・・と、ベルの色がカラフルで違うので、グループになった時もわかりやすくていいですね。
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「さあ、次は、僕の番!私の番!」と、張り切っている子どもたちの音のリレーで音楽を作り上げていきます。
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園生活で親しんでいる手遊びも披露します。
こちらは、「たまごでおりょうり」おおきなまるいホットケーキです。
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食べているつもり・・・!の表現も、本当にかわいい!
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次は、星組さんです。4歳児星組から、鍵盤ハーモニカ(ピアニー)が始まります。
かわいい小さな5本の指で紡ぎだされるシンプルなメロディー。
そして、小さな楽器、大きな楽器を組み合わせての合奏にも挑戦です。
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「クラリネットをこわしちゃった」は、楽しくて、ユーモラスな歌詞で有名ですが、曲の構成もはっきりしていて明るく親しみやすい名曲です。

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もう一つの合奏は、「宇宙戦艦ヤマト」です。昔懐かしい映画から、ですが、CDの演奏に合わせて、鑑賞しながら、いろんな楽器のリズムを乗せていく演奏方法で取り組みました。
ダイナミックなすばらしいリズム感のある、みんなの心がひとつになった演奏。
お家の方々も息をのんで聴いておられたほどでした。
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楽器は、演奏するだけでなく、素敵な演出の小物にもなります。
まだまだかわいい星組さんたち。
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次は、澄んだ歌声を。
童謡メドレー「たき火」・・・「あーたろうか、あたろうよ」やはり、懐かしい名曲です。
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タンブリンのたたき方も、いろんなバリエーション豊かに。
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「まつぼっくりが、あったと〇(さ)-」

かわいらしかった花組さんだった昨年を思うと、着実に成長の感じられる星組さんの演奏でした。もうすぐ月組。楽しみです。
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さあ、最後は、いよいよ月組さんです。幼稚園最後の発表会。
良い意味で、しっかり、緊張することも意識しています。ドキドキしながら、その中で、しっかりと練習の成果を発揮。
はじめは、郷土の偉大な詩人北原白秋先生の「五十音」(あいうえおのうた)。
はっきりと明瞭な発音で、口をたてよこにしっかりとあけながら、「あめんぼ、あかいな、アイウエオ」・・・
ことばそのもののもつ面白さ、豊かさ、にふれ、楽しさを感じてくれれば、と願います。
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この赤い蝶ネクタイは、柳川幼稚園に何十年も続く、発表会の時のおめかしグッズです。保護者の卒園児のお母さんの中にも、「私も園児のころ、してたと思います。なつかしい~」との声が。
なんと、折り紙で追ったもので、担任の先生たちが、ひとりひとりに「がんばってね」と思い念じながら、手作りしているものです。
きっと、その願いが通じていることと思います。
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さあ大きな声で、みんなの歌声も、ホールいっぱいに響き渡り始めました。
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「365日の紙飛行機」朝ドラのテーマ曲で、みんなが親しんでいる曲で、園全体で、ほかのクラスのお友だちも親しんでいます。
新園舎落成式でも、多くのお客様を前に、素晴らしい歌声を披露してくれましたが、今回は、さらに、ピアニーや様々な楽器を使って素敵なアンサンブルになりました。
年長さんともなると、元気いっぱいの演奏だけでなく、そーっとたたく、この辺から徐々にクレッシェンド(大きく)していく、とか、だんだんリタルダンド(ゆっくり)していく、など、どう演奏したら、より、豊かな演奏になるか、ということにも関心をもって演奏します。
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核になる大きな楽器。
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メロディーを支える鍵盤楽器。一人一人の息の吹込みで、大きな音色になります。
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彩りを添える木琴・鉄琴。チャーミングな世界を演出します。
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曲のメリハリをつけるいろいろな楽器。ここで、この音を!という、どの場面でもなくてはならない、それぞれの楽器のすばらしさ。

さすが、年長さんの演奏、と思わせる、イギリスの作曲家エルガーの「威風堂々」という曲の合奏。CDのオーケストラの演奏にあわせて、鑑賞を兼ねた演奏。よくよく耳を使って、周囲の友だちの音も聴きながら、自分の音を自信をもって出す。このことは、音楽にとどまらず、周囲の人と心合わせて、つながりながら、自分の持ち場をしっかりとやり遂げる・・・そんな力につながります。音楽は、単に感覚だけにとどまらず、情報収集力、観察力、感受性、決断力、表現力、抑制力、手先の協応力・・・あらゆる力を必要とします。
そして、なにより、ともに演奏する仲間を信じること、指揮をする先生に安心感を持つこと。
そういう意味で、発表会は、大きな意味を持ち、子どもたちの内面にたしかな成長をもたらし、保育そのものに温かい厚みを持たせるものだと言えるでしょう。

このことを、改めて実感した、月組さんの演奏でした。

お家の方々にも、様々なご協力を頂き、初めての本堂ホールでの演奏において、子どもたちも安心して演奏ができました。各クラスごとに、保護者のみなさまも、自発的に、観覧の席を譲り合い、交代し合っていただく光景は、本当にありがたく、素晴らしいものでした。
子どもたちに一番大切な教育は、ここにある、と感じました。大人の姿を見て、子どもたちは育っていきます。
そして、何よりも、心静かにお聴きいただき、温かな大きな拍手で包んでいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。


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