柳川幼稚園のこどもたち

作品展・絵画制作など

2017年02月02日 | 制作, 行事

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20世紀を代表する画家のひとりピカソが最晩年こんな言葉を残しています「ようやく子供のような絵が描けるようになってきた、ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ」。
幼児の絵画は、かわいいというだけではなく、芸術的鑑賞価値が十分あるように思います。
先日の作品展からいくつかの作品を紹介します。
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先ずは花組年少さんから。年少さんに花を見て描くのは難しいと思っていたのですが、昨年描かせてみたら、とてもいい作品が出来ました。今年もまた素敵な絵が描けています。
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同じ花を見ているのですが、数も大きさも、色も形も子どもは自由です。
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七ひきの子ヤギが、窓から顔を出しています、かわいいですね。
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愛嬌なあるカエル。雨がうれしそう
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絵本「そらまめくん」より。葉っぱの傘?
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水彩画のラディシュ、並び方が何ともいい感じ。
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雪だるまと、だるまさん。赤と白でベストマッチング。
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星組年中さんの展示風景。
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お花と、お日様、かわいいお顔、子どもらしい絵ですが、描きたいものを素直に描く事は、大人にはなかなかできないことです。
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乗り物を描きたい子どもは、乗り物を描く。描きたいものがあるということが、なんと素晴らしいことか
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黒い画用紙に花火を綿棒を使って描きました。描画材もいろいろ体験してみます。
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雨降りのカタツムリ、カラフルでオシャレな絵ですね。子どもはデザイナーでもあります。
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怒った顔、笑った顔、泣いた顔。どれもかわいい顔です。
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大根と、人参。よく描けています。
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ピカソと同じスペインの画家ミロの模写です。
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おたふくさん。たくさん福がきそうです。
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小鳥と、卵から生まれた、子どもたちの写真立て。
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写真立てには、小さい頃の自分の写真を張りました。みんなかわいいですね。
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ここから年長月組さんの作品です。スチレン版画による祖父母の顔です。簡単な線描ですが、なぜか似ているのが不思議。
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切り抜きデザイン、一枚の色紙を形を抜き取り、上下に貼り合わせて並べた、デザイン遊びです。これからの時代は、デザイン力や美しい形や色を見極める感性がが重要なスキルになると思います。
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絵手紙風の絵画制作です。気取らない絵が、絵手紙にぴったりです。
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月組さんは絵がたくさん描いたので、飾れない絵は、思い出ファイルに入れてあり、その絵も見ていただいていました。お父さんお母さんに観てもらえることが、子どもにとってどれほどうれしく大切な事でしょうか。人は一生、大切な人に認めてもらいたいという思いをもって生きていくものです。
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夜の列車。列車の中は子どもたちが自由に設計しました。
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春に柳川城の模型を、城跡に見に行き、和紙に描きました。郷土の古(いにしえ)に思いを馳せ、立派なお城が出来ました。
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絵本「とうさんはタツノオトシゴ」より、たっぷりの絵の具を置くようにして塗る、たらしこみ技法による作品です。隣の絵の具と滲み合い、きれいな色のタツノオトシゴの親子になりました。バックの水の表現と相まって素敵です。
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消防車が幼稚園に来てくれて、スケッチ大会がありました。本物を間近で見ながらの絵は、やっぱり迫力があります。
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閻魔様の絵。嘘をついたら閻魔様がみている。悪いことをしたら、地獄に落ちる。昔の人が考え出した、しつけの仕方なのか見知れませんが、人が正しく生きるためには、必要な考えかもしれません。それにしても、優しい仏様、ちょっぴり怖い閻魔様、不気味な脱衣婆、よくできています。
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ツワブキの花、ヤマゴボウの花、シュウメイギクなど、秋の草花を描きました。なんだかこの絵動きがありますね。植物の生命力でしょうか。
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スイスの画家クレーのの絵を参考にそれぞれ描き、つなげて並べてみました。なんだか美しい色のハーモニー。
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これは青から赤にかけての色構成。
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共同制作のテーマガリバーの絵です。とても上手にかけています。共同制作での意識の積み重ねの結果生まれた絵です。
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こちらが1歳児わかば組さんの作品。先生たちが用意したものに少し手を加えた作品になりますが、カラフルできれいな絵は、はじめての手の軌跡がそこに残った大切な思い出になることでしょう。
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2歳児わかば組さんの作品です。2歳児はなぐり描きから造形が生まれる大切な時期です。
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丸三角四角に、かわいい顔が描きこまれ、今しかできない、何とも言えない愛らしい3人組です。
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この絵は、教育用語で頭足人と呼ばれる絵です。この2歳から3歳の時期は、この頭足人が必ずと言っていいほど現れます。子どもの成長には、その時期に通る段階を進ませることが大切なことです。先に先に引っ張ることがいいことではありません。この絵を描いた子に、身体がないよと言うのは、適切ではありません。文字や数などの知育にも同じようなことがいえると思います。絵本を早く読めるようになることがいいことではなく、読み聞かせをして、物語の中に入り込み、その絵本の楽しさを味会うことが大切なことだと思います。絵も、子どもが入りやすいような導入をした後は、あまり多くの指示を出すのではなく、子どもが自分の世界を表現するのを楽しみに待つような気持ちで、見守ることが大切なことです。
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明日は節分ですね、こんなかわいい鬼さんにはきっと福を呼んでくれそうです!
ピカソはまたこんなことも言っています「子どもはだれでも芸術家だ、問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかだ」
幼稚園で描いた絵は清らかで無垢な子どもの心の現れです。何物にもとらわれないこの気持ちを、なるべく失わないよう、時々思い出ファイルを見返してもらいたいものです。
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