月組作品展 2019年01月20日 | 制作, 行事 作品展より、つ組の作品を一部ご紹介します。園の一番年長児、年少。年中のかわいい面白い絵から、しっかりした力強い絵に変わってきました。 スチレンボードによる凹版版画です。今年はあじさいをモチーフにしました。 スチレンボードに鉛筆であじさいを描くとその部分が凹んで、インクをつけて刷ると、その部分が白く浮き出ます。今回はその刷る方の紙に、事前にあじさいらしい色を塗っておきました。そうすると白い線はカラフルな色の線となります。葉っぱにはカタツムリがいるようですね。 あじさいがこんな造形にもなるんですね。色もきれいです。 モダンテクニックと言われていた、ストリングデザインをしてみました。糸にインクを浸し、二つ折りの画用紙に挟み引っ張ります。そうするとこんなきれいな模様が出来ます。 今回は2色の糸を重ねてみました。形も色もきれいですね。 どんな形ががあらわれるのか、画用紙を広げるまでわからないことが、この教材の楽しさの一つです。 糸を引く向きによっても、様々異なった造形があらわれます。 先ず子どもたちにしてみせると、歓声が上がり、期待が膨らみます。 さあ広げたらどんな形が生まれるのでしょう。がようには本に挟んで押さえます。二人組で協力しての作業です。 和紙に墨で描いて、色をさします。絵手紙風の作品です。子どもながらのいい味が出ています。覚えたての字がまたいい感じです。 例年長い紙の画用紙に、竹の子を描いていましたが、今年はジャックと豆の木のお話を描くことにしました。空に向かって大きく伸びた豆の木が楽しく描けました。 子どもたちの中で、お話の世界が広がります。 友だちと絵の中の物語を語り合いながら描いていました。 写真などを切り取り、それを貼って自分の世界を作ります(コラージュ遊び)。道路沿いの中古車屋さんでしょうか、写真だけではなく文字のついた広告も絵に取り入れたみたいです。 こちらはおべとう屋さん。 きもの屋さんもありました。写真撮影のサービスもあります!リアルですね。 先ずは写真選びから始まります。 思ったとおりの写真があるわけではありませんから、ある素材で組み立てるとういう難しい課題です。 しかし想像以上の想像力と構成力を発揮してくれて、改めて子どもの成長を感じました。 マーカーでアレンジしてより自分の世界観に近づけていきます。 吉野ヶ里の遠足の絵です。色々見学したことを思い出し、昔の人も描いていました。 いつもみんなを見守っている、閻魔様を描きました。描くことで記憶にとどめてほしいという思いもあります。横にいる脱衣婆や、真実の鏡も描いています。 可愛い閻魔様ですね。 下書きは閻魔様の前で描きました。 地獄図の掛け軸も見ました。怖がっていました。 消防車スケッチ大会で描いた絵です。 はしごや、ホースも描き込まれています。 パウルクレーの絵をモチーフに共同制作の壁面です。こちらはつきB組の赤い色のクレー風壁画。クレーの絵の鑑賞を目的とした教材でもあります。 こちらはつきA組の青い壁画。素敵な壁画になりました。 先ず、方形に分割したスペースに、色を塗ります。 出来上がった色面に、黒でクレーの絵を見ながら形を入れていきます。 参考にしたクレーの絵の一つ。 色の参考にしたクレーの絵。 ワタリガニと赤貝の絵。 本物を見て描きました。 まだ生きていました。 生きている蟹に怖がったり、興味津々です。 上手に描いていました。 実物を見て描くことは、見たように描く(写実)の時期を迎えていない幼児にも大事なことです。幼児は知って描くことをします。まずはよく見て触って、知ることから始まるのです。 たらしこみ技法(絵の具を置くようにたっぷり塗る)で描いたタツノオトシゴです。 絵の具をたっぷり画面に溜めるように描いていきます。隣の絵の具と混ざりあって、様々な色が生まれていきます。 秋の草花を裏庭から摘んできて描くことにしました。 グレーの色画用紙に描いて、秋らしくシックに仕上げます。 菊や早咲きの椿、ツワブキ、やまごぼうの実等。
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